2009
いやー、タイヤチョイスが命運を分けましたネ。今回のコースコンディションは、レース開始時点はウェット。ただ雨は既に止んでいたため、このままレースが続けば路面が乾いてドライコンディションになってしまう。つまりどの時点でマシンを乗り換えるかがカギ。まるでＦ１レースのよーに、ピットワークをどうするかが問題。で、序盤飛び出したロレンソがあれよあれよという間にトップに。そのまま２位グループを引き離しにかかります。ここでヴァレ、ダニ、マルコメが動きます。この３人の明暗が見事に分かれます。まずピットアウトした最初のラップでなんとヴァレが転倒。マシンにダメージを負ったため、更に乗り換えるもタイヤはフロントがレインのまま。更にこのときのピットアウトで速度制限違反でピットスルーペナルティ。そして当然もう一度フルドライのマシンに乗り換えと計４度もピットレーンを走る羽目に。結局このレースでのポイントは０。彼にとっては最悪の週末になりました。しかしあんな風に彼が転けるとはネ。そしてダニもタイヤ交換が速すぎペースが上がらず。もっともフルドライコンディションになった終盤は鬼神の走りで３位のドヴィッツオーゾをかわして表彰台をゲットするなどレースを盛り上げましたが、やはりタイミングを間違った感じ。アノ走りができるなら、もう少し我慢した方がヨカッタかも。そしてマルコメ。ロレンソのペースが上がらない中、快調にペースをあげました。ハヤテの戦闘力がもう少し高ければもっといい結果もゲット出来たかも。もう完全復活といっていいでしょう。高速コース以外ではハヤテのポイントゲッターになりそうですネ！スズキにどれだけ迫れるかが彼らの目標かな。
しかし今回のロレンソは完璧なレースでしたネ。レインでいけるトコまでいってスリックにチェンジ。ピットワークを行っても１位を譲らないほどのマージンを築いたのですから恐るべし。とても前回あり得ない転倒を犯したライダーとは思えない。実はレインマイスターなのか？そーいやあらたなライヴァル関係、ニッキーと高橋クンにも注目ですネ(^_^;)。
リザルト
１．Ｊ．ロレンソ ＹＡＭＡＨＡ
２．Ｍ．メランドリ ＨＡＹＡＴＥ（ＫＡＷＡＳＡＫＩ）
３．Ｄ．ペドロサ ＨＯＮＤＡ
