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 The Dark Knight

 MOVIX京都

NOKIAの全員プレゼント(^_^)でもらった招待券で行ってきました。ティム・バートンの”バットマン”からは6作目ですが、実質はバートン2作、シュマッカー2作(ただしフォーエバーにはバートンも関わっているので続編とカウントできないこともないですが)、でこれはノーラン監督の2作目で特に前作”バットマン・ビギンズ”で全ての設定をリセットしているため、扱いとしてはパート2です。そのためジョーカーの設定もバートン版とは変わっています。てか、ボクは"ビギンズ"は観てないんですが、そこで既に変わっているらしいです(ちなみにゲイ バットマンの2作目も観てませんが)。基本設定はDCコミック版の"ダークナイト・リターンズ"ってシリーズをベースにしているらしいのですが、はっきり言って原作は全く知らないので何ともいえません。
ここから内容。
なんかアメリカでは記録的な興行成績だそうで。おまえらドンだけアメコミ好きなんだよって感じですが。ただDC系のキャラの方がMARVEL系のバカヒーローよりも日本人にはわかりやすいでしょうネ(とはいってもバットマンって日本じゃヒットしないのな。ま、1、2作目のバートン版のせいなんだろーけど。個人的にはリターンズは大好きなんだけどネ)。2時間半のやたら長い映画で、エピソードも山盛りなんですが、とんとん拍子に話が進むのでそれほど長くは感じないです。その中でジョーカーの狂気とトゥーフェイスの誕生とブルース・ウェインの苦悩をギュウギュウ詰めにしてるんですが、やはりそれでも尺が足りない感じです。まあブルースの話は前作で十分したんで2作目だからこんなもので、って感じはありますが。ただバットマンって、要は人を殺さないポール・カージー("Death Wish")な訳でそーとー痛いヤツなんですが、そこを強調しすぎると映画として変になる(ってかバートン版になります)のでそこら辺が難しい。ただ今作品中でジョーカーに"他人から観れば"、"キミとボクとは同じだね(BYカヲル)"って言わせてるんですからもっとブルース・ウェインを狂気の人として描いてもいいかなぁと思います。てかバートンが描くブルースにノーランの描くジョーカーが足せたら完璧なフリークスの戦いになったのになぁと思います。ただヒーローアクションとしてはバートン版よりずっと完成されてますけどネ。バートン版はフリークスに対する愛情が勝りすぎです。あと前作から引き続きだそーですが、悪くないゲーリー・オールドマンってなんか変な感じですネ。
最後に今作でジャック・ニコルソンとは全く違った鬼気迫るジョーカーを演じたヒース・レジャー氏はこの作品の完成後なくなられたそうで。ご冥福をお祈りします。