2010南アＷ杯アジア最終予選
いやー、今回は完璧な試合運びでした。唯一、これで岡田の解任が無くなったことだけが残念です。
今回は２トップに玉田と田中達也をチョイス。左のSHに松井ではなく大久保が入り、ボンバーの位置にやはり寺田、そしてＧＫは川口でした。
１ｓｔハーフ始まってすぐはQATARが激しいチェックで前に来ましたが、早い時間で田中達也の技ありゴールが決まったので、それからは圧倒的に日本のペース。今日はバックスのラインも高く、また中盤のボール廻しもワンタッチでリズムよくつなぐのでボールをキープできます。もちろんパスミスも多かったのですが、このレベルではすぐに取り返せるためピンチになることもありませんでした。しして２ｎｄハーフ、またも開始早々玉田のゴール。これでますます日本のペース。いつもはここで前がかりになるQATARに押されてずるずる下がるパターン何ですが、比較的低い気温でペースが落ちないのと、QATARがあせりのミスでボールを繋げないので、すぐに日本がボールを取って速いパス廻しで相手をかわすの繰り返し（思わず釣男のゴールの時はウトウト寝てました）。結果最終予選３試合目にして、初めて文句ない勝利。この勝利は大きいです。これで３位のQATARに対して絶対的なadvantageを得れたこと。それより何より妙な呪縛から逃れれたこと。これが今回の最大の結果でしょう。これで、もう”日本はQATARに今まで一度も勝った事はありません”と言われなくてすむわけですから。
しかし、今回松井が試合に出ていないことと大久保の調子を勘案して大久保を左SHのスタメンに起用したわけですが、大久保って香川より全然守備が出来る事、相手のラフプレーにも比較的冷静にプレー出来たことに驚かされました。また途中交代で入った松井（このレベルだとボールとられないから、この時間に入れたのは正解）、岡崎も上手く機能し、最後の玉田→佐藤も含めて今までの謎交替の数々は一体何だったのかと言うほど采配がはまった試合でしたネ。まあ、ただ一言言うと、やっぱりQATARは言われているほど強くなかったってのが正解かも知れませんが。それでも、この４−４−２でいくならばアジア予選２位はそれほど難しくないでしょうネ（たとえオージーに２連敗しても行けそう）。くれぐれも１トップ（つまり岡田がトップ下といいはる位置にＭＦっぽい選手を入れる事）はやめるように。ああ、そういえば今回も長友クンはすばらしいプレーでしたネ。彼はＳＢもバックスでアルって事をよく理解してますネ。そこんところ内田クンも見習って欲しいっす。この試合は俊輔と長谷部クンの手厚い保護があったのでボロが出ませんでしたが。
しかし今回香川クンはベンチ入りメンバーからはずれたわけですが（まあ当然か）、結局彼をサウジアラビアから呼び戻す意味はあったのかなと思います（まあクラブ的には意味大ありでしょうが）。彼が居たからと言ってSOUTH KOREAに勝てたかどうかは判りませんが、もう少し違う試合になってた可能性はありますからネ。やはりこないだのSYRIA戦の様な試合を重ねながら気長に育てた方が彼のためだと思いますけどネ。ボクは彼は、今のナショナルチームにとって、メッシやオーウェンやウォルコットでの様な選手ではナイと思いますよ。
