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 final JAPAN VS America

2015 カナダ女子W杯

 ファイナル。まさかの展開。結果は2位。まずはお疲れさまでした。
 敗因はいろいろあると思いますが、最大の原因は早すぎる失点でしょう。この大会で初めての先制点。しかも開始3分。もちろん、それはAmericaチームの研究の賜物なのでしょうが、あそこで失点しなかったら、また違う展開になっていたでしょうネ。
 そしてもう一つはアタッカー。安藤と高瀬。計算に入っていた2枚のアタッカーを失った事。この大会のなでしこチームは得点力が極端に低かった。それは確かに初めてAmericaチームから2点を取ったといえども、今大会如実に見えた特徴でしょう。やはり菅澤では、まだこのレベルで活躍することは難しい。つまり、アタッカーの切り札は特殊兵器である岩渕しかなかったと言うこと。
 交代もイマイチでした。菅澤を川澄と交代したのですが、何かを変える必要があり、点も欲しかったのでしょうが、ポストマンをいれてクロサーを下げるのはとても理に適ってるとは思えない。今大会の調子、DF力を考えて大野を残したのでしょうが、右ハーフが出来るのと、ハーフのスペシャリストは違います。確かに、この大会で有吉はめざましい活躍をし、特に右サイドは有吉とハーフで制圧していたものの、それは常に右サイドの裏に、広大なスペースを明けていたということ。失点を避けるためSBがあがり辛い状態ではマルチポジができるものの決して器用なプレイヤーではない大野よりも、正確なクロスを上げれる川澄を残すべきだったと思います。
 ただ、このゲームに関しては完敗だったものの、このチーム自体は展開によっては勝てるポテンシャルはありました。ただ、4年後は澤選手をはじめ数名が入れ代わっているはずです(おそらくコーチも)。そのとき、ベスト4に残るだけの力が残っているか、非常に不安ではあります。