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 クローバーフィールド

 TOHOシネマ難波(スクリーン2)

この時代に本格(ウソ)怪獣映画なんて、ワクワクものだった”Clover field”。早速行ってきました。するといきなりインディマーチが。ってまだやるのか!インディ・ジョーンズ。もうジジイなのに。
ここから本編に関わる内容でし。
で、内容ですが、恐らくあらゆるサイトで書かれてきたであろう(ナンカのコラムでも観た記憶がある)事を改めて書くのもナンですが、”ブレア・ウィッチ・プロジェクト”の怪獣版(ただしヴィジュアル的には比較にならないバジェットだと思いますが)。で全て言い尽くされるのですが。要するにドラマが全て主人公(正確にはその友人が録ったヴィデオ)の視点で語られるという一発アイデア映画です。これを映像化したと言う点が評価されるところです。が、全ての一発アイデア映画と同じで基本ストーリーは特に目新しくなく(でも巧くドラマを転がしていますけどネ)、大オチも、ありがち。また平成ガメラ(特にレギオン)とか参考にしているだろうし、怪獣もありがちな昆虫タイプ(でもとにかくでかい。一体何メートルあるのやら)。またツッコミどころも満載(例えば、ヴィデオの電池は無限?とか、あんなに街が無茶苦茶なのにケータイ使えるの?とか、ヘリコプター!おまいら超人?とか、あれでよくテープ回収できたなぁとか)です。
ただこの映画の見所はそこじゃないので。肝心の現場視点ですが、これは厳しい。ボクは結構疲れて見に行ったのですが、体調不良の場合は観るべきではないです。まず手持ちハンディの視点を再現するため、画面はぐらぐら揺れます。また、”宇宙に上下はない!(by キャプテンハーロック)”とばかりに地面が回転します(カメラが横むきゃなんとやら)。さらに戦闘機が飛ぶ、ミサイルが飛ぶ、怪獣がうなるたびに視点が切り替わりズームされる(確かにリアルだが)、さらには激しく光が点滅します(てんかんおこしそうです)。それさえクリアする自信があればそれなりに観れます。時間も、この内容スタイルを考えれば十分な長さでしょう。ただボクならあと10分本編を短くしてオマケ短編をつけます。その内容は、いかにこの怪獣を退治したかダイジェスト。できればFOXは無理(この映画はパラマウント)だから、CNNの囲みいり画面で(ただ映画内で、怪獣の存在は極秘なのでニュースでは流せないんですよね)。だって怪獣映画のセオリーとして、最後には怪獣は退治されないといけないからです。ただそれをカットしたのは内容的にしかたありませんが(ただ退治されたはずですがネ。理由は劇場で確認)。
いろいろいいましたが、もちろんいいところもありますヨ。たとえば、911以降なので破壊シーンが妙にリアルとか、怪獣がアメリカンモンスターとしては強力なとことかネ。

小ネタ1:ケータイの電池Nokiaだったよね?
小ネタ2:翻訳のあのおばさんへ、最初の”複製禁止”は訳すとこじゃないの?
小ネタ3:TVスポットで飛んでくる物体は自由の女神の頭部だったのネ。気がつかなかった。