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 シン・ゴジラ

20160729

 行ってきましたTOHOシネマズなんば。
 レイトショーだけど結構入ってました。おかげで上映中に出たり入ったりする人続出。まあ今のシネコンって出入口が少ないからしょうが無いんだろうけど、やっぱ勘弁して欲しい。
 まあ、流石にツボをわかっているとゆーかなんとゆーか。まあCGに支えられてる部分はありますが、それでも。


 今回はオーソドックスな怪獣モノのテンプレで来ました。ゴジラは初めて現れたパターン。1954の続編パターンだと、いろいろやりやすい部分はあるものの、制約も出てくるので、これはこれで良かったかと。
 ただやはり、最近のポリティカルな部分を取り入れた怪獣モノということで、平成ガメラとパトレーバー(どっちも脚本は伊藤和典)の影響は感じてしまいました。そしておそらく”ニ大怪獣東京を襲撃(帰って来たウルトラマン#5)”も。しかし、ドラマ部分を一般人の視点を排除して、対策本部(MATww)内部に絞ったのは尺を考えても大正解でしょう。
 そもそもが荒唐無稽な怪獣モノなので、必要以上のリアルは無視して構わない(地下街なんて踏み抜くんじゃないのととか)のですが、それでも最低限のリアリティは必要。ただそこは元々庵野氏はこういう細かいディティールを積み重ねていくのが最大の得意分野なのでまさに水を得た魚でしたネ。蒲田上陸シークエンスでのボートや車の使い方は新しく(他でもあればゴメンナサイ)素晴らしいです。他に観せ方、視点の切り替え、破壊の表現等素晴らしいのですが、惜しむらくは多くが、この表現アニメでイッペンやってるよネ。ってのが。
 後何気に、庵野氏は音楽の使い方が上手い。今回も伊福部氏のスコアが使われているのですが、流石にヲタらしく、ここでコレ来たら盛り上がるってツボを押さえてます。エヴァのスコアも使ってましたネ。
 あと、特殊技術的には、”八岐大蛇の逆襲”が平成ガメラの習作だとしたら、”巨神兵東京に現わる”はこの映画の習作かも知れませんね。
 ラストカットは庵野氏ポイなと思いました(はえーよってのも含めて)。
 まあ三枝未希のゴジラが嫌いな人は、きっとこの映画大好きだと思いますよ(逆は真ではないけどネ)。ヲタクは、ほぼこの映画に好意的だとは思いますネ。パンピーは...パンピーの考えることはわからないので割愛。
 どーでもいいけど、樋口氏は石原さとみ狙ってる?