2014Ｗ杯ブラジウ
まさかまさかのドイッチェランド。９０分間ではボールを持っていたのはドイツでも、アルヘンの方が決定的なシーンを作ってたんですがネ。まあ、やはりあそこでまだゲッチェを出せるドイツと、ディ・マリアが間に合わなかったアルヘン。そこに尽きると思います。メッシはジダンにはなれなかった。そしてロビーほどの哀しみも背負えなかった（今でも９４ＵＳＡはホマーリオの大会なんかではなく、ロビーの大会だったと思ってます）。
しかしネーデルランド。最後に試合に出ていなかった第２ＧＫを出すとは。ブラジウ好きな山本昌邦の悲痛な声が心地よかった。まあ、それ以前にセミファイナルで、まさかドイッチェランドとブラジウの試合があんなになるとは夢にも思わなかったですけどネ。考えてみれば、ブラジウをブラジウたらしめてたのは、両リテラウの攻撃参加や、いざ攻撃というときの縦への速さではなく、中盤を制圧する能力の高さだと思います。そーゆー意味で、今大会のブラジウはネイマールの非凡さでなんとかごまかしていたけど、メッキが剥がれた後は、かつてない最弱の中盤だったことを露呈しただけですからネ。ネーデルランドに完敗したのも必然としか言えない。ブラジウのバックラインは過去と較べて、それほど劣ってなかったですよ。ただ守備ってバックラインだけでやるものじゃないから。そして勿論攻撃も。同じフィジカルモンスター系のフッキとアドリアーノの間にそれほど大きな差があるわけではなく、ただ当時のブラジウの中盤と今のブラジウの中盤に差があるだけな気がします。とはいえ、カカやホビーニョがいたら何とかなったかって言われるとそれも違う気はしますが。
