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 JAPAN VS FRANCE(スタッド ドゥ フランス)

2012 International friendly Match

 いやー、勝っちゃいました。初めて。11年前に世界との差を見せつけられた、この場所で。まあ確かにあの時のスタメンではたった二人だった欧州でプレーしている選手が9人。その中でスタメンが6人なんですから。ましてマンUとかインテルとか、ナニソレ、おいしいの?って感じですから。
 とはいえ、やはり試合展開はアレな感じでしたが。下手すりゃ11年前の再現となる可能性も十分あった訳ですし。ただ、レ・ブルーもあの頃の強さはなく、またスタメンもソレナリでしたが、あの時のようなスター軍団フルメンバーな訳でもナイ(デシャンはベンチにいましたが)。そして日本も、トルシエ時代と違ってそれなりに守れるようになってた。その時点で同じ展開にはならないんですよネ。確かに自陣ゴール前に磔になったのは事実ですが、相手のシュートミスに助けられた部分もアリましたが(それも含めて実力ですから)、無失点だったのも事実。そして、重要なのは、流石にレ・ブルーの真のホームと言ってイイこのスタジアムで彼等も下手な試合はデキないわけで。かつてのハッサン2世杯やコンフェデで対戦した時のようなぬるい入り方ではなく、1stハーフで決めるつもりで入ってきたレ・ブルー相手に無失点ですから価値があると思います。
 しかし、なんだかんだ言ってもやはりザックは守備の国から来た男ですネ。川島大活躍だったとはいえ、対人に強い今野と戦術眼の高いマヤのコンビはあmるでこの日を見据えたかの様に見事にはまっていましたネ。そして、今やサイドバック大国となった日本ですが、どちらかというとその攻撃力で語られる彼らが、今日はSBもDFなんだとばかりに守ってみせたのも良かったです。そして相変わらず長友は、疲れを知らないその脚力で2ndハーフ終盤のフランスの右サイドを制圧してましたネ。もちろん日本の右サイドはゲームを通して制圧されっぱなしでしたが。ただそれでも失点しなかった所が素晴らしい。
 今回一番素晴らしかったのは、今野とガチャピン。欧州でフルシーズン戦ったことのないこの二人が、決していい状態ではなかったこのピッチで、素晴らしいプレーを連発するってのが素晴らしい。確かにガチャピンは、この試合でAMatch出場数で、鉄人井原に並んだ(そしてブラジウ戦で超えるでしょう)訳で、しかもクラブW杯でマンU相手にいつもと変わらぬプレーを見せた化物ですからコレくらいはできて当然なのかもしれませんが。この日も△不在もあり、ほとんど中盤を構成できないJAPANの中で、唯一効果的なプレーを見せていました。そして、今野。何なの一体。対人守備で大活躍するだけでなく、カウンターからこの日唯一の得点を生み出すとは(この日は中盤が制圧されていたので、DFが持ち上がった時しかチャンスが生まれなかったのよネ)。なんでこの二人がいてガンバは降格の危機なのか(まあFOOTBALLは11人でやるものだからでしょうが。だからたとえリベリがピッチに立っても一人で強引な突破を繰り返すばかりでは怖くないってこと)。
 まあ今日はデシャンの悔しそうな顔を見れただけで十分ですよ。そして火曜日はブラジウ戦。ジーコ相手に6ー0の快勝劇。ただこの日はきれきれだったらしいカカも、決していいコンディションじゃ無いと思いますが。ここ最近のブラジウを見てれば、日本でのコンフェデ時に結成されたなんちゃってセレソンではないフルメンバーでも、ドイツW杯の時のような圧倒的な力は無いはずなので、まったく手も足もでない訳ではないと思います。まあ流石に無失点は無理だと思いますが、逆にDFはレ・ブルーよりは緩いはずなのでなんとかシーソーゲームに持っていきたいものです。

(追記) ああケンゴが出てたのすっかり忘れてた。欧州でプレーしてるのは8人です。